看護師の仕事内容は多種多様で、所属する診療科目によってその業務は大きく異なる。また、診療科目によって専門性も大きく異なるため、自身のキャリアプランや所持している資格などを考慮して選ばなければならない。まずは、自分の性格などを見て適性する診療科目を探す必要があるだろう。
例えば、穏やかでマイペースな性格またはきっちりとした性格など、自分の分かる範囲で比べと自分にあった診療科目が見えてくる。
おっとりとした性格であれば、内科や脳神経外科といった診療科目が適しているだろう。患者と長期的に関わりながら、ゆっくり看護ができる診療科目に向いている傾向がある。
自分の意見をハッキリと言える人は処理能力が高いことが多いため、急性期病棟など、常に迅速な対応と冷静な判断が求められる診療科目が適性と考えられる。急性期では基本的に患者の状態が急変しやすいため、看護師は常に患者の状態を確認しておく必要がある。
もっとも一般的な診療科目の外科では、看護の成果を実感できる人が向いている。その理由は、外科では内蔵や皮膚などの疾患に携わることが多いうえ患者の年齢も幅広く、患者の入れ替わりと回復していく様子を目で見て確認できるためだ。
次に消化器科の適性がある人は、体力に自信がある人だ。消化器科は学ぶことが多く非常にやりがいのある診療科目なので、自分の努力次第でキャリアアップを目指すことができる。基本的には食道など食べ物が通る道に関わっている臓器になるため、幅広い知識が必要になる。